6/15のFOMC前のロンドンタイムにユーロオージーのトレードが会心の一撃と言える結果だったので紹介する。
まず私はそれ程こういった通貨ペアを触らない。ただでさえ色々な通貨を触って無駄に疲弊しがちなので意図的に避けてる部分もある。
ただしマーケットにおいてそれがあからさまに有利な状況が訪れれば話は別だ。
ユーロオージー15分足
以下のチャートを見て欲しい。完璧過ぎる一方的な売りチャートだ。
順張りでも逆張りでも急騰部分を取りにいくのが効率が良いのは分かるが誰にでも出来るトレードではないし、秒スキャの類は業者にも嫌われアルゴとも戦う損なトレードな部分もある。
今勝てても今後勝ち続けられるかどうかは分からないが、この手のジワジワ動くのに黙って乗っておくトレードは少なくとも技術面においては誰にでも可能なトレードだ。
ある程度のところ乗る事が出来て無駄に早く利益確定してしまう悪癖さえなければ勝てるのだから一番身につけるべきトレード手法はこういったトレードだ。
利益確定は止まるまで・・では無く止まってかつ勢いを失い、出来れば逆行し始めてからだ。もしくはもっと良い通貨ペアが現るまでだ。あとは今この通貨ペアが動いてる材料を消化仕切るまでといったところか。
止まり易いポイントについては相場を見て研究してみれば直ぐ分かる。一般的に良く言われる水平線やチャネル、移動平均線などの抵抗帯近辺だ。上の青線は以前に止まっているところにラインを引いたもので、万人に分かり易いものが効くが絶対は無いといったところだ。
ピンポイント決済も狙ってはいけないが結果的になるのはOKだ。
このトレードは19時過ぎから入っているのでロンドン勢やNY勢は消化してるどころかむしろロンドン勢手動で高値圏のネックラインを割っているので、主要な取引主体は東京~中国勢辺りまでで丁度一周する。
FOMC前ではあるのだが、ユーロとオージーなのでそれ程関係ない。それどころか消化してから加速する可能性すらある。だからといって盲信してはならないのだが、ストップロスポイントは明確であるので逆行したら切れば良いだけだ。(ストップロスは入れなかったが)
ユーロオージー1時間足
ここがエントリーポイントだ。何度か付けた高値を抜けずにレンジを形成していた。ここまではユーロがむしろ強かったのだが、見ての通り停滞してから大きめのレンジを形成してから移動平均線2本の下に潜り込む形になっている。
そのあと黄線の部分でエントリーだ。この後軽くプルバックしてるのだが私は気にしない。東京タイムだとその時間が長かったりしてキツかったり損切りしたりもするのだが、今のボラでロンドンやNYなら早めに入って問題無い。
これが逆行するという事はユーロが上がるかオージーが下がるかどちらかという事なので、他のトレンドが出てる通貨ペアを探す。ヨコヨコだけがどうしようも無いという事だ。
この移動平均線の下に潜り込んだ時にもう少し停滞があれば尚良いのだが、結果を見るとしてもしなくても同じだっただろうか。
一旦トレンドが出てしまえば放置が正義となる。
これは技術的な事を言ってしまえば簡単なのだが(まあ放置するだけだからな・・)本能的には難しいらしいとプロスペクト理論で実証されている。
ただそれは理屈で分かっていれば理屈優先で動けば良いだけの事だ。
このトレードが勝利という意味で上手く行ったのは結果論なのだが、失敗した場合は損切れば良いだけだ。ただし利益を伸ばせずさっさと利益確定してしまうのは勝率にもよるが明確な失敗だ。
なのでそれついてはなんとか克服していかなければならない。
まず損切りポイントを決める、利益が伸び易いところ伸び易い時間帯で入り出来るだけ無難に伸ばすFXトレードはそれだけだ。
それだけの事を体得すのが死ぬほど難しいのだが・・