6/16~6/17のオーバーナイトのトレードについて紹介する。
この日6/16はスイスの利上げの件でロンドンタイムは大分大荒れとなり、主にスイスフラン買いに動いたのだが、他にもスイスフランを除く主要通貨殆どが円高に大きく動いたりと中々忙しい動きになっていた。
ただしその動きもNYオープン前には止まり今度はどうなる?と身構える動きとなっていた。メインはポンドドルだったのだが、ユーロドルはそんなに下げてた訳でも無かった。
ユーロドル5分足、エントリー前の部分
ラインを引くと適当だがこんな感じだ。相場はフラクタル構造になっていて強い抵抗や弱い抵抗など様々な抵抗帯が存在する。まずWボトムの青線の部分、ここから下のレンジは抵抗帯と見なしている。その抵抗体が前日NYの安値よりも切り上げているのがポイントだ。
そしてそのボトムの部分でも安値を切り上げ、Wボトムのネックライン部分、黄色の短い線の辺りの抵抗帯を抜けている。黄色の線は突破されたレンジといった意味合いだ。
その上にも抵抗体があって、ある意味利益確定ポイントの一つでもある。下の少ネックラインはボトムから上の抵抗帯の半値に当たり半値というのは意識されてる場合が多いようだ。
上の水平線に当って落ちてるのはNYオープン後だ。NYオープン後は方向が決まるのに多少時間がかかったりする。そしてプルパック後に結局元々のロンドン高値をブレイクしてこの日は上濃厚という事が確定した訳だ。
このプルバック鬱陶しいのも確かだが、この動きは大事で一旦下がった事により売り方や利益確定をこなしてる事の証明になり、上に行った場合は買いがそれらの売り勢力を上回ったという事になる。これがないと利益確定勢や新規売り勢がまだここじゃないと考えてるかそもそもいないという可能性が高くなる。
この中で一番良いのはいうまでも無く売ろうと考えてるトレーダーがそもそもいない・・であるがその時はいなくてもそれがいつまでも続く訳では無い。いつかは必ず出てくるし出てきた時に雪崩になり易いというのがセオリーだ。
なので押し目はどこかしらで入るのだから最初に入る分にはそこでエントリー出来ればある意味安く入れて得という事になる。
まあ私は基本的にブレイク時に早めに入ってそもそもプルバック後のエントリーを狙わない事が多いが。これは性格や勝率へのこだわりといった要素の何を優先するかにもよる。
私はそのまま上がった時に置いていかれるのにストレスを感じる反面一旦反落するのは比較的平気だし、損切りも躊躇はする事もあるが出来ない事は無いので勝率やリワードを落としてでも早めに入る事が多い。
プルパックと見せかけて墜落も良くある。東京時間や東京引けなんかだと結局そのまま墜落になる可能性が高いように感じる。
ちなみにその上の青線のレン時はは大した抵抗にも見えずあっさり突破している。NY立ち上がりの時間で入ってきた新規資金が買いで反応していたのだろう。
ユーロドル6/16~17 5分足
結果としてはこうなった。まあ結果を見れば逃げ遅れてる。夜の2時45分の足で高値を付けていてここで売るのがベストではあるが、あまりそういった事は考えない方が良いと思う。青線は太さで抵抗帯としての強さ(推測)を表しているので指値も一つの手ではあったとは思うが。
今は相場が一方通行なので指値を入れても早売りになる事の方が多いような気がする。
まあ寝ないで見ていたら抵抗帯のラインの辺りやデッドクロスの辺りで売ってたような気もする。例えばドル円だと東京オープンで更に上げてから墜落といったパターンがそこそこある。だが24時間監視は出来ないしどっちみち最良のトレードは絶対に出来ないので頭と尻尾はくれてやるという事だ。
トレンド認識の方向自体が間違っていなければまあまあなところで決済するという事で気軽に構えた方が良いだろう。トレンド認識が間違ってた場合は話が別なのでなるべく早く切るという事だ。
根本から取る事は意識した方が良いが、天井や底値での決済は狙えない・・というか狙ったが故にさらなる伸びを取りこぼす事が増えるので私は逆行するまで持つという事だ
その辺は好みで選べば良いのだが、今の相場はトレンドが続く事が多いので明確に逆行するまで持つ方が利益が増えるように思う。ちなみに95pipsだった。